軟骨が健康な状態とは?
コラーゲンのほかにもうひとつ見逃せないのがプロテオグリカンです。プロテオグリカンは軟骨のわずか2%の存在でしかありませんが、軟骨にクッションとしての役割を持たせるうえでもっとも重要な成分と言えます。
プロテオグリカンは、コンドロイチン硫酸、グルコサミン、ケラタン硫酸、ヒアルロン酸などのムコ多糖タンパク複合体から構成されています。
ムコ多糖=ネバネバ物質
ムコ多糖タンパク複合体はちょっと聞きなれない言葉かもしれませんが、タンパク質の柱に、たくさんのムコ多糖がくっつき、水分をゼリー状態にして囲みこんだ巨大な球状のタンパク質のことです。
ちなみに、ムコとは「粘った」という意味のラテン語で、このことからムコ多糖のことを「ネバネバ物質」とも言います。赤ちゃんの唾液がヌルッとしているのも、ネバネバ物質であるムコ多糖によるものです。
コラーゲン、プロテオグリカン、水分、軟骨細胞の4つのバランス
プロテオグリカンが試験官や赤ちゃんの哺乳瓶などを洗うときに用いるブラシのような形をしているのがわかると思います。ムコ多糖の一種であるヒアルロン酸を芯として、そこからコアタンパクと呼ばれるタンパク質でできた軸が伸びています。芯と軸とをつなぎとめている部分が、結合タンパクと言われるタンパク質です。
コアタンパクの軸のまわりはブラシ状に根元のほうから、オリゴ糖とケラタン酸、そして、コンドロイチン硫酸の順に取り巻いています。これらの結合部分は「−(マイナス)」に荷電しており、水の分子を引きつける性質があります。これが、軟骨のわずか2%の存在であるプロテオグリカンが、80%を超える水分をつなぎとめている秘密です。
軟骨はコラーゲン、プロテオグリカン、水分、軟骨細胞の4つのバランスが取れてこそ、はじめて健康な状態と言えるのです。
軟骨にクッション的な役割をさせるプロテオグリカン関連エントリー
- 関節の仕組み
- ひざの痛みについて原因と治療を解説する「ひざの痛み」サイトです
- コラーゲンの新陳代謝が関節症を防ぐカギ
- ひざの痛みについて原因と治療を解説する「ひざの痛み」サイトです
- 軟骨にクッション的な役割をさせるプロテオグリカン
- ひざの痛みについて原因と治療を解説する「ひざの痛み」サイトです
